でがらしくらし

日本全国(は無理)津々浦々レンタカー回送しつつ、福知山で小屋を建てたり偶には狩猟をしたり(多分)な日々を綴っていきます

禍報伝

・夜中から明け方にかけて妙に風の強かった先日。風だけでないバタバタという異音で目が覚めました。嫌な予感を通り越して、あっ(察し)という確信を半ば抱いて覗きに行ったら案の定。小屋の外壁がチョビっとめくれて煽られてました。写真?なんでそんな悲しい光景を残さなきゃいかんのですか。

だいぶん風が治まってみれば一見普通の状態で、よほどの強風でなければ差し当たり問題なさげでしたが放置して指の逆剥けみたいに悪化したら目も当てられません。チャッチャと釘を打って直してしまおうと、めっちゃ久しぶりに神器・インパクトドライバーを取り出してカチー。
動かねえ。
予備のバッテリーに交換しても状況は変わらず。放置しすぎて電池なくなっちゃったかーと付属の急速充電器にセット。したら、充電器だって使うの久しぶりですがそれでも分かる。赤色ランプが2回繰り返して点滅するという見たことない挙動です。
結論から申し上げますと、バッテリーが過放電で死んでました。

・過放電。バッテリーを放置しすぎて完全無欠のすっからかんになり充電すら出来なくなってしまうこと。服を買いに行く服がない、みたいなものです。先日ありましたねえ過放電。スマホで。おかげで僕は過放電に詳しいんだ!ファック。
スマホのときは充電器に差しっぱなしで復活できましたが、この手の電気工具のリチウムバッテリーはそうもいかないみたいですね。急速充電器にもバッテリー内部にも、ダメになったバッテリーには給電しない保護回路があるそうで。バッテリーを分解して中の電池を直で充電するとか基盤をイジるとか、幾つか復活の裏技もあるみたいですけどそこまでやる度胸がありません。発火とかしたら怖いし。そーやって復活させても長く使うべきではない、とのアドバイスもありました。
なので勿体ないですがダメなものは仕方がねえ。近所の(でもない)ホームセンターが買い替えでなくても不要のバッテリーを引き取りしてくれるとのこと。太っ腹ぁー!なので持って行きました。
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G・さらば。

・件の外壁の方はトンカチと釘でアナログちっくに修理しました。
なのでそれはそれとして、さて次のバッテリーをどーしたものか。新しく買い直したとして、インパクトゥ!を使うことがあればいいんですけどまた同様に間が空いてしまうと元の木阿弥。1鹿円くらいはするクッソ高い純正品が何もしないうちに死んでしまったらと思うと悲しすぎます。

かといって、どんだけ安かろうと互換品は買いたくない。バッテリーに関しては昔ひどい目にあったことがあるんです。
過放電しないように定期的に充電すればいいじゃないかという正論が聞こえてきますけど、僕がそんなマメなこと出来るワケないじゃないですか。絶対忘れますって。

ならばどうする。
インパクトゥを手放す?
んー。ないこともない。インパクトゥがないとやってられない程の大工仕事をやる予定が、今のところ皆無ではあります。
まーでもこんな生活環境で、必要性が絶対ないって事こそないでしょうし。今度は台風でドアとか屋根とか吹っ飛ぶかもしれませんし。あははは。
じゃあ、必要性が生じるまでほっとくという先延ばし。魅力的な案だとは思うんですが、ガチ緊急事態が起きた時に激しく後悔しそう。夜中にドアとか吹っ飛びそうになったとか。

だから、バッテリーは買う。そして定期的に使用して充電する。ただしインパクトゥじゃなくて別の機器で。
ご存じの方も多いでしょうけどマキタのバッテリーは(容量の違いはありますが)100種類以上の製品で使いまわし出来ることで有名で、インパクトゥや電ノコなどの電動工具にとどまらず、草刈機やら掃除機やらライトやら扇風機やら多種多様な機器が販売されてます。

で、初めて知った時に笑っちまうやら感心するやらだったのがUSBの差込口がついたアダプタ。つまりはモバイルバッテリーになるんですね。

純正品なのに安ぅい。
モバイルバッテリーとしては少々重たいですけど大容量、そして急速充電器を使えば30分程度で満タンになるので便利とのこと。
ウチの場合はスマホの充電の他、夏だとUSB式のミニ扇風機とか捕虫器とか、冬だと電熱ベストの電源に使えるかなって。
このアダプタと、予備は要らない(インパクトゥをフル稼働させることは流石になかろうかと)ので純正品のバッテリーを1コ買っておけばまあいいかなー、と。要るか要らないか確信持てないのに1鹿円は少々ならず痛いんですが、まあこれも安全保障の一環です。

風・・・なんだろう吹いてきてる確実に、着実に、俺たちのほうに。

・今回の帰省の貢ぎ物ー。
猫ハーネス。
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生まれた時から完全室内飼いなクセに残された野生なのか本能なのか何なのか、外界への憧れを捨て切れずこれまで数回脱走騒ぎを起こしている我が実家のにゃんこ。いずれもおかんがすぐに気付いて追いかけて、外のあまりの情報量にフリーズしてる処を取り押さえて事なきを得てきたそーですが。
それなら管理下の元で外の空気に触れさせることでガス抜きした方がよかろうか、との家族会議の結果を踏まえて購入した次第。

さっそく装着ー。
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クッソ嫌がってます。まあ首輪ですら嫌がって速攻で引きむしるほどのイラチですからさもありなん。おかんと2人掛かりで取り付けたんですが、これ1人だと絶対ムリですな。ハーネスを付けたら外に出られる、という理屈を把握してくれる日が来ることを期待するしかありません。
先の事は先の事として、いざしゅっぱーつ。
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しやがらねえ。
目の前で掃き出し窓を全開にしたのにこの踏ん張りよう。普段なら鍵を開ける僅かなカチャリという音にも敏感に反応してくるというのに。

正直ちょっと面白いんですけど。

埒が明かないので、抱えて外に下ろしましたら
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動かねえ。頑なに。
ならばと場所を変え、普段から来客があるとすっ飛んでいく玄関のドアから出してみたら
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やっぱり動かねえ。
またも庭へと運んでみたら
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微動だにせぬスフィンクスのポーズ。
こんなに姿勢よくしてること中々ないですよ?
その後およそ5分間。
カラスの声とか塀の向こうの車のエンジン音とかに一々反応してる様子に草。
普段から窓ごしに、夏とか網戸越しになんぼでも聞いてる日常音でしょうけどやっぱ肌で直接感じるリアルは違うんでしょーか。

んでもうしばらくの後、よーやっと歩き出しました。
匂いを嗅いだりしながら一歩一歩を踏みしめるように移動して、隣の踏み石から庭石に飛び乗って、
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これですわ。
なんか…ごめん。良かれと思ってやったんですけど虐待風味になってきましたよ。
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この尻尾を見てくれ、こいつをどう思う?
すごく…ぶっといです…
あかん、マジ怒ってます。臨界っぽいので撤収ー。

・ええー。なんでやねん。
もっと大はしゃぎするかと思って、リードがすっぽ抜けないよう手首にグルグル巻きにして備えたというのに。いつものあの自由への渇望スタイルは何処へ行った。
それとも自由とは勝ち取るもの、与えられた自由など枷でしかないわという心意気でしょうか。生粋の飼い猫の分際で。
あるいは、いきなり普段と真逆の応対をされて不審どころか不穏を感じたとかですかね。満漢全席の晩ご飯、ただし死刑囚!みたいな。

・帰宅(徒歩10秒)後の様子。
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めっちゃ毛づくろいしてます。よほどハーネスが不快だったようで。
なんならこの調子で外への憧れも喪失してくれたらそれはそれで好都合なんですけれども。

こんな感じで、お庭デビューは散々な体たらくでした。継続するかはしばらく様子を伺ってからで当面は不明。さっきハーネス持って近づいたらフシャーとか言ってましたよ。ぬう。

勘違いしないでよね、ご先祖様のためにやったんじゃないんだからねっ

・お彼岸の季節。
ということをすっかり忘れてましたが帰省している三連休。

……お前いっつも帰省してんな、て言われてそうな気がしてならないんですが。
いえ決してそんなワケでもないのですが、ブログの記事にするほどの普段と異なる出来事なんてもはや日常に潜んでおらず、帰省した時くらいしか書くこと見つからんのです。
まあもうちょっとしたら書くことガガッと増えるんですけど(伏線)。

とにかく帰ってみたら一足先にお墓の掃除に行ってきたおかん曰く、お墓の敷地の石枠がなぜだか外れて落ちてしまっていたので、石屋さん呼んで直してもらわないといけないわー、とかなんとか。

状況はよく分かりませんが。
そーいう業者さんに依頼したら些細な作業で済んでも出張工費だけでン万円は飛びそうですし、少々のことなら元の状態に積んでおいてホムセンの簡易セメントとかでチョチョイと直せそうな気がします。ていうか墓石とかって、普通に積んでるだけじゃないんですか?接着剤とか要らなさそう。

とにかく現場を見てみないと始まりませんので、帰宅早々にお参りがてらお墓へGo。
したら、
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おお、お墓の敷地の石枠が外れて落ちてました。
言葉どおりの状況でした。疑ってごめんなさい>おかん。

そういえば草むしりの時とか、ここの石枠の際の土がなんだか凹んでるような気はしてました。わずかな隙間に水が溜まって浸食して、それが何十年と続いて広がった隙間に玉砂利が落ち込んで押し広げてとうとう決壊ー、みたいな流れでしょうか。
写真はお墓の裏側の様子なんですが、ぶっちゃけこのアングルからお墓を見たことありませんでしたよ。草むしりの時もお墓の横からえいやっと手を伸ばして済ませてましたので、この石枠は上からの姿しか視認してませんでした。こんなバランス崩れるほど傾いていたとは露知らず。海のリハクの系譜ですね我が一族。

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傷口の様子。
セメントや接着剤の跡は無さげ。やはり積んでるだけみたいです。

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土とか玉砂利とか除けてキレイにしてー
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元どおりに積んで、土と玉砂利を戻して均して完了。

地盤(基盤?)との隙間がやや目立ちますが、手で押したり上に載ったりしてもグラつくことはないのでまあ大丈夫かと。積んでるだけですけど自重で充分ぽいです。

それより横の石枠の地盤とのズレの方が気になりますねえ。外側にズレて今回倒れた石枠との間に隙間が生じてます。この隙間からちょっとずつ土が流出してるんじゃないかと。
当面の間は大丈夫ですけどいつか再発する可能性はありますので、お隣との間に何か目立たない形で詰め物をさせて頂いてこれ以上のズレを防いで、石枠同士の隙間も小石とかで塞いでおくのが無難そうです。まあそれはまた今度、お盆の折にでも。
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