でがらしくらし

福知山で小屋を建てたり狩猟をしたり田舎暮らしをしたりな日々を綴っていきます

【閲覧注意】敗北を知りたくない

・朝から結構な量の雨が降ってますけどそれはそれとしていつもの見回り。
幾つめかの現場にて、

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まさかの早々の黒星ふたつめ。ええー……

前回とは別の現場で、シチュエーションも全く違います。
地盤はしっかりしてるし被せた枯葉は適量ですしバネが斜めってるとかでもないですし。
そもそもここってマイ定番スポットなのですよね。定期的にチェックしに来て、シカの新しめの痕跡があったらそろそろイッとく?みたいな。そんなノリで仕掛けても3回中2回は半月以内に獲物が掛かる、いまだに片手に余る程度しか見付けられてない良猟場です。

なのに、ここで外すかー…なんでだろ。
前回のような、足を引っ張ったらワイヤーから引っこ抜けたという様子は見られません。その場でガッシャンと弾けた感じ。枯葉の中に小枝でも混じってて引っ掛かりでもしたのでしょうか。その辺り細心の注意は払ったんですが。

あるいは人間が踏んだのかも知れませんねえ。フェンスが見切れてるのがお判りでしょうか。草ぼうぼうで誰一人として利用していない様子の廃公園の端っこと、その奥に広がる野原との境目にあるのがこの現場。一般の人は来なくても、それこそ他の猟師さんとかが通った可能性はあります。思いくそ目立つように鑑札下げてるから気付いてもらえるとは思うんですけど。

結局のところ真相は不明。普段空弾きした時にはワナ1個分ほど位置をズラして掛け直すのですが、今朝は雨が強すぎてあまりあれこれしたくないです。さしあたりワナをそのまま同じ場所に設置して、枯葉だけをキチンと選別して隠蔽し直しておきました。

・その後、別の現場にて。

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えぇー。まさかの2連敗!?
ここもフェンスの傍ですので同じ所に見えてしまいますが、2km以上は離れている全く別の地点です。
先刻の現場とは違って、ワナを引っ張って抵抗した形跡が見受けられます。
周辺をしばらく検分していますと、とあるモノを発見。

以下、閲覧注意。


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なーんだ、足が千切れただけじゃないですか。ああ、あるある。くくりワナあるある大賞。

・どーやって逃げたのかはすぐ判明しましたが、なぜそうなったのか。
遺された足先のサイズから見るにさほど大した体格の獲物ではなく(ただしバンビちゃんよりは遥かに大きいことは確かでファッキン)、足を千切るほどの体重もパワーも無さげです。地形はほぼ平坦でワイヤーはギリギリまで短く設置したので勢い付けてぶっ千切ることも出来ない(はず)。

じゃあなんでやねんと申しますと、これが反省することしきりなんですが。
2枚目のワナの写真。輪っかが思いっきり絞り込まれまくってるのが判るでしょうか。獲物を過剰に締め付けることを防ぐための、そのものズバリな名称ですけど締め付け防止金具というものをくくりワナには取り付けているのですが。それが先日の改修作業の際にしっかり固定出来ていなかったようで、緩んで効いてませんでした。Oh……。
しかもワイヤーが関節の絶妙にいい所(悪い所)を締め付けたことで、相乗効果を発揮して上手い具合に(マズい具合に)ブチンとイッちゃったみたいです。ぬうう。シカには申し訳ないことをしてしまいました。まあ本来もっと申し訳ないことするつもりでしたけど。

・締め付け防止金具をギッチギチに固定し直してからワナを再セットしておきましたが。
こんな整備不良はこの1基だけだと信じたい。ここ数頭獲ったワナは全部ちゃんとしてましたし。
万一に備えて明日の見回りの際に全基チェックはしますけども。
それにしてもぐあああああ。

日に2度

サーセン。

久々にヒットはしたものの

・先月末のバンビちゃんを最後に、今月に入ってからさっぱり獲物が掛からなくなってしまって早10数日。少々ヘコんでましたこの頃でしたが本日よーやっとヒットです。

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推定体重20kgくらいのバンビちゃん!わーい!

子鹿

落ち着け…まだ大丈夫。まだ戦える……
色即是空空即是色。
よし落ち着いた。

・今週末は土日の2日ともが休み。なので金曜朝の見回り時にワナには鍵を掛けてました。そして本日日曜日の朝に解錠して回ってたのですが、とあるポイントで鍵を忘れていたワナを発見。
あらまあ。
僕としたことがうっかりさんめ。休みの間に獲物が掛からなかったのは喜んでいいのかダメなのか。そんなこと考えつつ20mほど離れたもう一個のワナへと土手をえっちらおっちら登ってみたらこーなってた次第。
どうもこのポイントだけボケてたみたいです。他所は全部ちゃんと鍵が掛かってましたので。

いったいいつ頃から捕まっていたのか。
ワナで締め付けられている辺りが大した怪我になっていない様子を見るに今朝方では無いかと思うのですが、バンビちゃんゆえに体重とパワーと暴れっぷりが足りなかったお陰なだけで、ヘタすれば金曜の日中からこの状態だったかもしれず。
天気は今日の昼前から明日いっぱい雨で、現場は放棄田の中。頭上に雨を遮るものはなく、足元は泥濘になること確実。そして朝晩はまだまだ冷え込みます…

長く苦しめるのは可哀想。
みたいな偽善めいたうわ言をほざく趣味はないです。
単純にそんなストレスMAXな環境に放置してお肉が良くなるはずもなく、そもそも毎朝見回りして1日以内に捕獲するのが弊社のポリシー。
なのでジビエに利活用するのではなく、先日のアナグマ同様に有害鳥獣専用の焼却施設送りと相成りました。済まぬ。

休日出勤して解体作業したらどうだって?
ハハッ、ナイスジョークだね!

・ちなみに今回のこの現場、Оリングばね全基搭載して早々に空弾きをくらった所です。結局あの時は何が駄目でどの対策が効いたのかが不明のままではあるのですが、こーして無事に掛かったんだからよかったよかった。

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前回の対策のひとつ。ワナが沈まないよう下に木の枝を噛ませてました。

ここでも他所の現場でも、あの時1回限りで空弾きは発生していません。毎朝全基を至近で確認していますので間違いない。
1,000回に1回の不幸な事故が初っ端に炸裂しただけなのか何らかの要因があったのか、見極めるためにも今後もきちんと確認を続けるつもりです。
ていうか、Оリングばねを付けても空弾きは起こりうるという事実を早々に知る事が出来たのは、いっそ幸いというべきかも知れません。
見回りを横着して、遠くから様子を伺って獲物はいませんハイ残念でしたーとスルーしてたら、空弾き状態のワナをずっと見守り続けることになっていましたから。むしろこれでよかった。負け惜しみじゃねーし。

植物の心のような平穏な生活

・火曜日を最後にボウズが続いています。
猟師として残念無念、不甲斐ない事とは自責しておりますけれども。けどそのお陰でと言っていいのかどうか、成獣とか幼獣とか心かき乱されることも無く静かな数日です。獲物が掛からなければ、獲物のサイズに一喜一憂することもない。激しい喜びはいらない。そのかわり深い絶望もない。心を広く蒼穹大海の如くすれば、万象一切微塵に等しく生老病死の苦しみすらからも自由になる―――悩みの種がなくなれば、悩みや苦しみも消え去るのです。そう、みんな死んでしまえば世界は平和になるのに。

なんか途中からおかしい。

・それはそれとして。
日曜日でお休みの今日でしたが自主的にひと仕事。

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久しぶりのアナグマです。
「バンビの次は外道かよプギャー!」とか思った画面の前の貴方。
残念だったな、これは僕ではなくて他の猟師さんのワナだ!
昨日電話がありました。曰く、シカ狙いのくくりワナにアナグマが掛かってしまい、どうにも殺すことができないので代わりになんとかして貰えないか、と。

えー。それはそれでどーなんでしょうか。最期の最期まで相手をするのが猟師の務めというかケジメではないかと思うのですが。まー言いませんけどだってmyお小遣いになるわけですから即ちアザーッス!

アナグマのお肉は、人によってはジビエで一番美味しいと評されることもあるそうで。僕も食べたことはありますが、確かに結構なお味でした。なのでアナグマ肉を取り扱ってるジビエ加工施設も世の中にはありますけれど、しかし弊社はあくまでシカとイノシシ専門でアナグマは対象外。残念ですが有害鳥獣専用の焼却施設逝きです。業務中に片付ける時間が勿体ないので休みのうちにヤってしまうことにしました。どうせワナの見回りのついでですし。

わざわざ企業秘密兵器を持ち出すまでもありません。ポカ☆のプスーでバタンのキュー。1分と掛からず一丁上がりです。
我ながら手慣れたものですなあ。
上では偉そうなこと言いましたが、まだウブで純真だった頃はそれこそアナグマ相手に何も出来ずパイセンに一切万事お願いしたりしてました。一人でワナの見回りを任されるようになって間もない頃には、ワナに掛かったアライグマを前に30分近く立ち往生したこともありました……あまりに可憐で、不憫すぎて。

今から思えば鼻で笑っちゃいますなあ。

・その後はワナの設置作業。
いつぞやの農区長さんから、再びシカの駆除の依頼を受けました。近頃はご自宅のすぐそばをシカが出入りしていて、ツバキの植え込みをダメにされて奥様が怒り心頭だとかで。
足跡を追って裏山へ。いい感じに適当な木がありましたので問題なくセット完了。
下の写真は、その現場をちょっと離れたところから撮影したもの。鑑札を木にくくり付けたピンクの測量テープがお判りでしょうか。

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2本の木に測量テープが巻いてあるんですけどね。素人さんの目には判り難いかなー?
ちなみにワナを仕掛けた張本人の僕にも判りかねる写り具合ですけど。

5メートルほど離れた2本の木の根元すぐを通る獣道に、それぞれワナを設置しました。
それらの獣道は写真の右側の木の辺りで合流して、更に右奥の林の中へと続いているのですが。
合流先でワナを設置すれば、1基のワナで2本の獣道それぞれを通る獲物両方をカバーすることが出来て効率的です。なのに何故そーしてないのかと申しますと。
1基のくくりワナで一度に捕まえられる獲物の数は1頭だけです。ウリ坊2匹が1基のくくりワナにまとめて引っ掛かったなんて話を聞いたことはありますけどそんなん例外中の例外。つまりは1本道で1頭シカを捕まえてハイ終わりーではなく。ひょっとしたら親子とか群れで移動してるシカそれぞれの分岐先に進んで、あわよくば。あわよくば、2頭いっぺんに捕れたりしないかなーって。
実際そんなこともありましたし。奇跡よもう一度。

両方バンビが掛かったらどうするって?
余計なこと言うなし。バンビちゃんでも2頭分なら成獣1頭分の報奨金になるんです。
両方外道が掛かったらどうするって?
そ、そんなことあるワケないじゃない……
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