でがらしくらし

日本全国(は無理)津々浦々レンタカー回送しつつ、福知山で小屋を建てたり偶には狩猟をしたり(多分)な日々を綴っていきます

2018年12月

「復ッ」「活ッ」

・!?

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・年末という事で、地元に帰省中。
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姫路城。
なんか色合いがすっかり普通に落ち着いてしまいましたな。

・お年玉を入れるポチ袋で何かいい感じの品はないかとあちらこちらの店を覗いていました。
そしてふと、ドン・キホーテならネタっぽいのが有るんじゃね?と思い、郊外でしばらく前にオープンした店舗へゴー。
とあるテナントが撤退した後に入ったお店で、他の飲食店その他も大分入れ替わってたんですが。
その中の一つがドムドムバーガーでした。

半年前に一度食べて、結局再食しないまま販売終了してしまった次第。せっかくだからと頂きました。
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お腹はち切れそうになってしまった前回の教訓を活かして、今回はポテト抜きの単品で。既に昼食を済ましてましたから意味ないんですけれども。
いやしかし何より驚いたのが、ドムドムバーガーが新規開店するなんて事が、今宇宙で起こり得る事象だったというのが

床下直し

・入植してから来月で満3年を迎えるマイスイートホームですが。
しばらく前から、床の一部がふわふわして来ていました。
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これこの通り、合板が厚み一枚分くらいたわんでます。

このポイント、まだ入植間もない頃に、飲用水に適さなくなっていた廃井戸を埋め立てた箇所です。
埋めた土が沈む&冷蔵庫等の重みのコンボで、ここに設置した基礎が下がってしまっていると思われます。

・・・なんで、一番地盤の脆弱な箇所に一番重い家財を置いてるんだ、とツッコミ入ってるかと思いますがうるさい黙れ。
こうなる事も覚悟の上での采配なんだから、想定内の事態ですので即ち問題は無いのです。

その証拠に、この通り、床下その他のメンテに備えて床板等を固定せずに据え置きしたままでいましたからね。
この工夫が活きることになったんだからむしろ言祝ぐべきことかと。
床を既存のものから作り変える手間を惜しんだツケの支払い日が来たんだろ、とかの指摘も却下。

・実は床のたわみに気付いてから一年以上経ってますテヘペロ。
まだ夏の盛りの頃に「あれココなんかヘコんでなくね?」と思いはしましたが、こんなクソ暑い時に冷蔵庫動かしーの床どけーのなんてやってられません。
で。寒くなってからボチボチやるかー、と一度は腰を上げましたが。「これ床板の裏とかで、カメムシその他が越冬してなくね?」なんて余計なことを考えてしまいまして。
別にそれらが這い出てきてしまっても寒さですぐに駆逐されるんでしょーけど、それでもなんかこーアレがアレで。結局症状がまだ軽かったこともあってそのまま放置。

そしておよそ一年が経過した先週の半ば。
帰宅して靴脱いで上がった瞬間に「ギシッ」とか鳴り出したので、流石に本気出さんといかんかなー、と発起した次第です。

以上が被告の弁明です御免なさい。

・それでは作業の手順を確認。これが現状。
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1.冷蔵庫や流し台など荷物をどける
2.コルクマットを剥がす
3.合板を剥がす
4.基礎をどける
5.砂利を追加して、転圧具でトントンして均す
6.逆の手順で元に戻す
以上な感じで。

使用するもの。
近所のホームセンターで購入しておいたバラス(砕石)。
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粒のサイズがよく判らなかったので二種類買っておきました。混ぜたら、大粒の間に小粒が入り込んで程よく支える形になるんじゃないかと素人判断。

次にこちら。まさに三年前、井戸を埋め立てた時に使用したきり放置してた、自作の転圧具。
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持ちあげた瞬間に分解したらどうしようと危惧してましたが、まだまだしっかりしてる様子。
使う道具と資材は以上。後は人力です。

・それでは作業開始ー。
頑張って冷蔵庫その他を移動。
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コルクマットと、二重に敷いていた合板の一枚目を移動。
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ここで異変に気付きましたよ。
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!?
右の合板が、根太の2x4材からズレて落ちてますがな。

そうそうそういえば三年前、2x4材を切る長さを勘違いしたか何かで、合板がギリギリ載るか載らないかのサイズだったよーな。互い違いに上に合板を敷いて重石にしたから大丈夫かと思っていましたが、上を歩いたりその振動で、合板或いは根太がズレて落ち込んで。
そして実質床板が合板一枚分になったことで、冷蔵庫その他の重みでじわじわたわんできた、と。そういう事?
じゃあ、元井戸の地盤沈下ではなかったんかい。oh・・・

砕石とか買うてもーたやんとか嘆きつつ、とにかく下の合板も外してみたら。
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あっれー。
やっぱ駄目じゃないですかよ。
そうそうこんな事したした、とか思い出しながら、床断熱の最後に突っ込みまくった断熱材の端材をバラして除けてみると。
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・・・おお。
なんか思ってた以上に沈んでました。三年前は、旧床板と木材を同じ高さに合わせてたんですが。

元・井戸穴を塞いでいた木材をどかしたらこんな感じ。
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木材を支えていた基礎がコニャニャチワ(古代語)。
割と本気で危惧していた虫とかヘビとかは居ませんでした。
ていうか、写真の上側に見えてる光は普通に屋外です。基礎の四方八方にこうして隙間があるので、風通しが良くて(良過ぎて)虫とか居ないみたいで一安心です。

それを更にどかしてみたら。
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元・井戸が沈下してるんじゃなくて、砂利の中に基礎が埋没してただけの様な。これ普通に三年前の転圧が足りなかっただけでは?ボブは訝しんだ。

購入した砕石を追加しなくても、均して再度転圧すれば済みそうな気もしますが。
返品するのも最早面倒くさいし、構わず投入してしまいます。
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取り敢えず袋ごと放り込んで、ここで開封して混ぜ混ぜするつもりだったんですけど。

あれ、これこのまま地面に置いて、上に基礎を載せといたらよくね?

日光にも雨風にも当たらないから袋は劣化しないでしょうし。破れて崩れて傾いたら、その時こそキチンと転圧すれば宜しいかと。
基礎や冷蔵庫の重みに耐えられるのか、とも疑問しましたが、ホームセンターだとパレット積みで10段以上は重ねてありますし。それに比べれば軽いはず。駄目なら知らん。知らんというか、だから転圧すれば済む話。ならばよし。

というわけで、こんな感じー。片方の袋は支えにしました。
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微妙に足りない高さは、端材で補います。
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材木を戻して―。
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断熱材も元通りに直します。元通りでないかも知れませんがどうでもいい。
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さて。
このまま合板を戻しても、またいずれズレて落ちて床ふわふわー、な事態は目に見えてますので。
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端材を根太に追加するような形で置いて、合板がしっかり載るようにします。
横向きの2x4とか断熱材とか切って幅を狭くするのが本来なんでしょうが。
言ってしまえば面倒くさいの一言なんですが。
それよりいい加減寒さによるつま先の痛さが洒落にならん。
靴下二重に加えて作業用のオーバーソックスも履いてるんですが。それに動きが少ないとはいえじっとしてるワケでもないのに何ぞこれ。

えー。3年前とかもっと寒い時期だったのに、どーやって凌いでいたのか自分。床を張った後は、屋内作業は土足ではなかった筈。

とにかく最早限界。どーにかなったんだからこれで完了。駄目ならまたその時の自分が頑張ればいい話です。
かくして元通り。てゆーか、上の方の写真と比較したらやっぱりちょっと変わってますけどだからもういいという事で。
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・仕事を終えてからのエネルギー補給。
美味し。
Lチキ黒胡椒だれ美味し。
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祝・復活。このままレギュラーメニューにしてもらえないものか。旨塩と黒胡椒だれだけでいい。辛口は要らん。

・そして一日フラフラして帰宅して。
やはり床がしっかりしているのはいいものです。
良い仕事をした。あとはまた2年も保ったら上出来かと。

やつは大変なものを盗んでいきました 僕の睡眠時間です

・う・おおおおおお?
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今日あたりタヒぬんじゃないですか僕

【閲覧注意】ツノ×体重×スピード=破壊力

・およそ10日ほど前の獲物がこちら。
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ここで一首、歌います。

  里山に モミジ踏みわけ 鳴くシカの
   声が聞こえたら狩りの時間じゃヒャッハータヒねオラァァン!!


失敬、詩情と蛮族魂が迸ってしまいました。
この頃はすっかり夜明けが遅くなってきて、この現場を見回る時はまだ真っ暗なもので懐中電灯を使ってました。よーやく掛かりました故に明るくなってから止め刺しに来てみれば、こんな落ち葉が綺麗に降り積もっていたとはとんと気付かず。

・閑話休題。
この獲物、メスシカに見えて実はオスシカ。ツノが生えていない事から、この春に生まれた一歳未満の若シカだと思います。
ビックリしたのが、止め刺ししようとしたら頭からこっちへ突っ込んできたこと。
大人のオスシカなら、半分くらいの確率で(僕個人の感覚ですが)突っかかってくる攻撃的な個体は
居るんですけど、こんなバンビちゃんもどきで荒ぶってるのは初めて見ました。

それで何が困ったかって、まったく怖くもなんとも微塵も欠片もなかった、ということなんですけれども。

ぶっちゃけ最初の一瞬は、頭を撫でろとせがんできてるのかと思ったくらい。
それにしては勢い良過ぎだろ・・・え、攻撃?みたいな。
いえ申し訳なんですけど割と本気で。

企業秘密兵器棒の片っぽだけで、十分押しとどめてしまえてました。
相手は本気でこっちに突撃かまそうと踏ん張ってる様子なんですが、16ミリの塩ビパイプがたわみすらしねえ。なんだか池乃めだか師匠とひとネタ演じてる気分で、いっそ居たたまれなくなってしまいました。

・シカのツノは春先に自然と抜け落ちます。その頃にワナに掛かったオスシカだと、ツノを失くしたことに気付いてないのかうっかりなのか、頭を振りかざして空振りする様子を何度か目の当たりにしたことはあるんですが。
こんなツノのツの字も生えたことのない仔ジカでも攻撃しかけてくることがあるとは、ケンカ慣れ不慣れとかの問題ではなく本能とか個体の性質とかの話なのでしょうかね。

先に申しましたとおり、オスシカでも攻撃的な個体は半分くらい、と個人的に感じてます。
これまで狩ってきたオスシカの中でも、ぶっちぎりにヤバかったのがコイツ。
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諸事情により一部隠蔽。
捕獲証明写真として撮影したこの時点ではワイヤーが木に巻き付いて動けなくなっていましたが、残りのワナを見回ってから止め刺しに戻ってきたら、上手いこと動いて絡まったワイヤーを解いて、けっこう自由に動ける状態になってました。

さして近付いてない距離でもツノを振り回して威嚇して来るので、最初からくくり棒を用意。塩ビパイプにワイヤーを通して輪っかを作って、ツノに引っ掛けてからワイヤーの反対側を別の木にくくり付けて動けなくする、という道具です。
イノシシなら足に引っ掛けるなり輪っかを噛み付かせてアゴを縛るなりと、手間と時間がかかるのですが、オスシカのツノだと簡単に引っ掛けられるので楽です。

と、過去の経験からそう思ったんですけれども。

くくり棒を掲げて近付いたら、ぴゃーっと木の反対側へ突っ走って逃げていきました。
残り半分の気弱タイプかよ面倒くさ、と毒づきながら2,3歩近付いたら。
くるっと振り返って、こっちに突っ込んできやがりました。

ひいいいぃっ、と慌てて後ろへ飛びのきながらくくり棒で身をかばったんですがツノで腕をしばかれて痛ってえええぇぇ!?
その後即座に踵を返してまた木の反対側へ猛ダッシュ。軋むワイヤー。えぇー。

それをまた真っ直ぐ追ったら二の舞いなので。ぐるっと遠回りに、シカの移動可能圏内を避ける様に近付こうとしたんですが。うっかり圏内に片足踏み込んだらまた即座に猛ラッシュ。慌てて退避。
移動圏内を最大限に活用して最大攻撃を一直線にぶつけてくるやり方は、正にイノシシのそれです。イノシシの様に舞い、イノシシの様に刺す。
ぬう、これはまさしくイノシシ殺法・・・!

そのまんまやないか(CV:犬山あおい )。

閑話休題。
結局あと2回くらいツノでしばかれて草。
いや笑い事ではありません。ツノの角度がちょっと違ってたら。退避が遅かったら、または踏み込み過ぎてたら、ぐっさりツノがぶっ刺されるかもしれません。

イノシシ相手でこんな感じの時には、運搬用のソリを盾代わりに使うんですが。
オスシカ相手だと今まで不要でしたので、軽トラに置きっぱのまま。
それを取りに戻るか、或いは自分を囮に上手いことシカを誘導して、再びワイヤーを木に巻き付かせて移動圏を狭めるとか。手は幾らでもあるんですが、ちょっと時間をかけてはいられない状況になってました。
というのも、上の写真で隠蔽してる部分なんですが。
一晩で相当暴れ回ってくれたようで、ワナに掛かった足が既に折れかけていました。
折れかけというか、骨とお肉はぶっちり千切れてて、皮と腱でなんとか繋がってる感じ。

そんな足で、さっきからガッチャンガッチャン暴れてくれてるワケですよ。いつ足が完全に千切れてしまうか判らない状況。
そーなっても逃げてしまうなら良いですけど(いや良くないですけど報奨金的な意味で)、コイツの場合、そのままこっちへ突撃してきそうな予感がビシバシと。いえ普通は逃げてくれる筈ですが、なんかそういう眼をした。

といった次第で、急がなければいけないけど危ないんで安全対策しないとだけど時間がないけど以下ループ。17,000円と命を天秤にかける男すなわち僕。ぬう。

・その後。割とあっさりくくり棒が引っ掛かって、結局無事に止め刺し完了しました。オチなし。
ていうかオチがあったら僕の生命健康に支障が生じてましたが。
記録を確認したら、体重43kg。4本ツノにしては割と慎まし目のサイズでした。それなのにドッタンバッタン大騒ぎでしたよ。
獣道と最寄りの木がそれでも少し離れていた為にワイヤーを長くせざるを得なかったこと、全くの平地なので走りやすかったことが敗因かと。ぬうう。

・デカいオスシカは必ず危険なのかというと、そんなワケでもなく。
自分が見てきた中で、最大のオスシカがこちら。
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これだとサイズが判りにくいかもしれません。
身長180センチ弱の僕と一緒に映った写真がこちら。
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実に体重、101キロ。僕ではなくシカのことですので念のため。
この辺では、80キロ級で大物クラス。90キロ超えは中々ないです。年に数頭レベル。
100キロオーバーは3年間勤めてこれしか見たことないです。

一人だと運搬も積み込みも絶対に不可能でしたが。
この日は偶然にも近所の農家の人達が見物していて、手伝って下さって三人がかりだったので支障なく。日頃の行いがモノを言うのですよふふん。
それはともかく、そーいった理由ですのでそこまで重いとは思ってなくて、会社に搬入してから測定してビックリでした。

そんな100キロ級のコイツですが、止め刺しの際にはひたすら逃げようとするばかり。走ってドカーンとかではなく、向うの方でうぃーんと引っ張って引っ張って何とか頑張ってるだけで。
流石に足首周辺はボロボロでしたがそれだけで。横からエイッでぷすりでドサリでグサーですよ。
なんという恵体の持ち腐れか。いえ活用されても困るんですけど。

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