でがらしくらし

福知山で小屋を建てたり狩猟をしたり田舎暮らしをしたりな日々を綴っていきます

2019年09月

【包装】コスト削減なのだろうか【簡素化】

・今日は半日かけて、15基のうち7基のワナをあちらこちらへとお引越し。
お盆明けにワナ猟を再開して以来はや一ヵ月強、ついぞ獲物の掛からなかった分をまとめて新たな職場へ配置転換です。

全部が全部ともすっからぴんだったワケではなく、空弾きした分もあれば近くに新たな足跡が刻まれ始めた分もあったりと、もう少し気長に設置しておけば或いは掛かったかもしれません。
掛かったかもしれないんですけど、それでもまあ一ヵ月経ったワケですし。
基準を決めてすっぱりバサリと切り替えないと、何時までもズルズルと諦めつかないまま見回りの手間暇コストが掛かるばかりですので。容赦なく損切りかまします。

とか偉そうなこと言いつつも中々できないヘタレが僕なんですけれどもね。
なのでこーやってある日まとめて勢い付けて片付けないといけないワケで。
あー疲れた。
でも現場の数も大分整理できたので、明日からは余裕をもって見回りできる筈です。

・ひと仕事終えて、お風呂いって洗濯して適当にダラダラと過ごして、最後に食料品の買い出しへゴー。
そういえば玄米の次のストック分を買っておかないとと思っていつもの商品を手に取ってみたら。

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パッケージのデザインが変わっている上になんだか違和感が。教授!これは一体!?

帰宅してから前の分と並べてみたら一目瞭然。
密閉できるチャックが無くなっとるやないかーい。
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ええー。
流行りのコスト削減のために、チャック無しの安価な袋に変更したんでしょうけれどもええー。
資材変えたり機械変えたりする方がコストかかるんじゃないんですかー。
違うんですか。そうですか。ならしゃーない。
値段も内容量も変わってませんので、その分どこぞのコンビニよりよほど良心的かと。
お菓子とかの開封済みの袋を密閉できるクリップが百均ショップにあるそうなので、今日買った玄米を使い始めるまでに忘れず購入しときませんと。あなや。

【閲覧注意】網掛かりのシカを獲りに行った話

・今週のとある平日の早朝、いつもの通り見回りに出動。
例の本道と脇道にそれぞれ設置したワナのうち、脇道の方が空弾きしてました。ぐああ。

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暗すぎて失敬。早朝やねん。しゃーないねん。

何故に一発で仕留めきれないのか。
初めて設置するポイントだからというのは言い訳にはなりません。ちゃんと初撃で捕獲できる場合もありますから。何が良くて何が駄目なのか判らない辺りがヤブのヤブたる所以ではあります。
ちなみに今朝は本道のワナが空弾きしててぬわああああ。
鍵を掛けてたときにはど真ん中を踏み抜いていたというのに。
いつも同じ位置に足を踏み下ろすワケではないという事か。当たり前と言えば当たり前ではあるんですが。それでも同じ所を踏んでくれるように、地形を選んだり障害物を置いたりと工夫してはいるんですけどぐぬぬ。

そんな僕でもやる時にはやってるんですよ?これこのとーり。
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本道とか脇道とかと同じ日に見出したポイントで、こっちは一発でスパーンですわ。
毎回こうでありたい。68kgのオス鹿。当地では中々のビッグサイズです。

今週の猟果はこの一頭かー。空弾きも含めてもっとイケる手応えだったんですけどしゃーない。
ゼロじゃなかっただけマシだと思って来週から本気出す。
そんなこと考えてたら、知り合いの農家さんからシカが網掛かりしたとの連絡を頂きました。

・網掛かり。
田畑の周囲に張り巡らされた防獣ネットに動物が引っ掛かった状態のことです。
他所様ではまた別の言い方をするのかも知れません。
この引っ掛かった動物が有害駆除対象のシカとかイノシシとかだった場合、これ幸いという事でそのまま始末してしまいます。
その際の有害鳥獣駆除の報奨金を受け取るのは、始末を請け負った駆除隊員になります。
この場合は即ち僕。あざーーっす!

網掛かりが起きた防獣ネットは大概ブチブチにぶっ壊れますので、その田畑の持ち主の農家さんにも何らかの補償はあるみたいです。現場の写真を残すように、役所から農家さんへ指示があるようですし。詳細は不明。

網掛かりを起こすのは、十中八九はオス鹿です。しかも大概は大物。太くて長くて逞しい御立派様なツノが網に絡まってにっちもさっちも行かなくなるワケですね。
以下、かつて赴いた網掛かりの現場のうちのひとつ。

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もういっちょ。
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網掛かりしたシカは捕獲しやすいのかと問われると、答えは絶対にノゥ!
防獣ネットはあくまで獣の侵入経路を塞ぐための代物であって捕獲するための設備ではありません。更には農作業の都合で適宜取っ払う必要があるため、金網やフェンスと違い作りが頑丈という事もなく。せいぜい動きを阻害するのが精一杯で、場合によっては支柱ごとブチブチ引っこ抜いてかなり自由自在に暴れ回ってることもあります。

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こいつとか酷かった。この後1本引っこ抜きやがりました。

獲物の自由度が高すぎる時にはロープやワイヤーを使って拘束するのがセオリーなのですが、山林と違って田畑ゆえにロープを固定できる樹木がない場合がほとんどです。
そんな時にはツノに絡まってるネットを踏みつけながら接近していって、シカの頭が下がって動きづらくなった所を企業秘密兵器でプスーするんですが、偶にそうなる前に突っ込んでくるシカも居たりしてマジ怖い。

あとは足元が田畑なのでフカフカだったりドロドロだったりして機敏に動けませんし(シカは全く意に介しませんけど。四つ足の機動力半端ない)。
要は獲物を捕まえるつもりでない場所で、獲物を捕まえるつもりでない道具で軽めに拘束っぽくした獲物をどうにかしないといけないワケで、挙句に大体の場合はどでかいオスシカが相手ですから厄介極まりないです。
ついでに言えばギャラリーが多いんですよね…ご近所さんが集まって。無様見せるワケにはいきませんし、どーしろと。どーにかしてきましたけど。

・先述のとおり、網掛かりを起こすのは大概がツノの生えたオスシカ。
けどこれまでごく稀に、子鹿が引っ掛かった事があります。遊んでいたのか何なのか、頭とか足とかをネットに突っ込んで絡まってしまっていたことが3回だけありました。
1回は他の猟師さんが請け負った網掛かりで、後ろ足がギチギチに絡まって、むしろ絞り上がってうっ血してて痛々しい状況でした。

あと2回は自分が請け負った現場でした(あざっす)。
ある日、山際のネットにシカが絡まっていると連絡を受けて出動し、現場に到着したのですがやたらと静か。
ネットをブッチして逃げてしまったのかと思いつつ奥へと進んでいきますと。
以下閲覧注意。










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【注・生きてます】

社員が止め刺しして、かつ1時間以内に会社へ搬入するのが我が社のルール。死んでしまっていたらアウトでしたが、足をバタバタさせていたので変な姿勢になって起き上がれなくなってしまった様子。
網掛かりということで気合入れて来てたんですがこーいう状況ならひと安心だと思ってたんですが、止め刺しの準備をしてるうちに足が動かなくなってきて焦りました。
「僕が殺すまで死ぬんじゃない!」と、人生最悪にゲロ以下な脳内発言をしていた記憶があります。てへっ。

あと一件は、流石に掲載自粛。
超・バンビちゃんでした。あたかも生まれたての子鹿のような。いえそのまんまなんですけれども。
防獣ネットのひとつの枡目からたすき掛け状態に頭と片方の前足を出して、それ以上どうにもならなくなってました。南無南無。

・網掛かりとは、こーいった次第。
そしてこの日の網掛かりしたシカは結構大きいとのこと。
連絡を下さった農家さんは農区の檻に入ったシカやイノシシを止め刺しに来る際に時々立会って頂いてる方ですので、ならばサイズを見誤っている事もない筈。
気合を入れて現場に臨みました。ら。


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メスシカが金網に頭を突っ込んで抜けなくなってました。
ええー。新しい。
世の中まだまだ驚きにあふれています。僕の3年ちょいの経験なんて木端みたいなものですなあ。

ていうかこのひと、何やってんの…?
向うの草とか食べようとしたのか。でも手前側にも普通に山ほど生えてますよ?ていうか山ですし。
それとも向う側へ抜けようとしたとか。いや無理だろ。前世にゃんこか何かか。

でもそういえば、オスシカだってどうして網掛かりしてるんでしょうね。
ツノが引っ掛かり易いからだろうと思考停止してました。
毎年生え変わるたび距離感リセットされて大変なんだろなと思ってたんですけれども。
シカのツノって本枝も子枝も後ろに向かって伸びているから、普通にネット際を歩いてるだけだと引っ掛かりはしないんですよね考えてみたら。
つまりはこの日のメスシカみたいに、ネットの向こう側に可能性を感じた結果なのか。なんと…
その心意気や良し。でももうちょっと己を顧みろ?

台風一過の朝

・昨日一日たまに小雨がパラつく程度で今回の台風は影響ないまま終わるのかと油断してたら、今朝3時過ぎにどえらい風の音で目が覚めました。
ドアとか結構ギシギシと軋んでスリリングな数時間が過ぎ、6時前には大分治まって来たので集落周辺の状況確認にゴー。けど幸いな事にこれといって被害も無く、派手に木の葉や枝が散らばっている程度で道が倒木で塞がっているといった何時もの光景も見ることなくてひと安心。
車の底に引っ掛かりそうなどでかい枝だけ片付けて、朝の見回りに出発しました。

・見回りと言いますか、ワナの鍵の解除と昨日見つけた獣道へのワナの設置ですけれども。
まず一つ目、例のイージーモード風味な脇道にワナを設置完了。なるべくこっちに来てくれますように…!
それから昨日に設置だけした本道のワナの鍵を外しに行ってみたならば。
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おおう…もう踏んでました。これはもう覚悟キメるしか無いかも知れませんなあ。

・その後じっくりのんびり時間を掛けてワナの解錠と設置をして回り、3時間足らずで本日のお仕事は終了。休日ですけど。
結局あともう1個のワナで鍵かけた上から踏み込んだ様子があり、未設置の狩場でも昨晩のうちに新たな足跡が付いてました。無論その足跡が真ん中にくるようにワナを設置。
これは今週も大猟の予感やでぇ…!決してボウズ再発のフラグでは有りませんので念の為。

どうという事もない普段の休日

・世間一般的には2週連続の3連休ですが、自分昨日は出勤日だったので休みは今日から2連休。
台風の影響がどれくらい出るのか不明だったのでノープランでしたが、偶に小雨がパラつく程度でしたので、これ幸いとワナの設置場所探しに出る事にしました。

数日前に猟果を挙げた際にその現場からはワナを引き揚げて、朝の見回り時間に多少の余裕は出来たのですけど新たな候補地を探して回れるほどのものでもなく。未だ獲物が掛からぬ残りの現場を精査するのみでしたが、今朝からようやく探索開始です。ちなみに既設のワナは連休ゆえ昨日にカギを掛けてます。

そんなわけで最初の下見現場。
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いきなりキターーーーー!
使用中感満載の現役の獣道。近付いて見れば、フチが崩れずクッキリしたヒヅメの跡。間違いなく昨晩もしくは今朝方にシカが最低2頭は通ってます。大小2種類あったので。

それみたことか自分。
ほんの少し足を延ばすだけでより気配濃厚な現場がなんぼでもあったというのに。
貧弱な狩場に希望を託して毎朝時間を無駄にしてました感がビシバシ刺さってファッキン。

とはいえこの獣道、よくよく精査してみると少々困ったちゃん。
結構な急斜面に刻まれていて、自身の角度もまたキツくて幅が狭めの獣道。ここで獲物が獲れたとしても宙ぶらりんになって死ぬか、そうでなくても止め刺しが大変です。
それらをクリアできる設置ポイントは見付けましたが、少々奥まで入っていかねばならず見回り&回収がなかなかヘビー。ほんのり命がけ風味みたいな。
で。この獣道から途中で分岐して、ゆるやかな傾斜を通っていて道路からも近い獣道もまた見付けたのですが、脇道だけあって気配が本道ほど濃くない感じです。

交通量は多いけど、見回り&回収が大変な本道。
逆に見回り&回収は容易であるものの交通量が少なめな脇道。
果たしてどちらにワナを設置したものか。
ぬうう、悩ましい。


両方いこうぜ
クソコラ感ハンパない。

はい、両方に仕掛ければいいと気が付きました。
予想に反して先に脇道で掛かれば楽なんだからそれでよし。
やっぱり本道で先に掛かったら、まあ頑張りますということで。
悩むほどの事でも無かった!どうも現場一ヵ所辺りのワナの個数を節約する無意味なクセが付いてしまったみたいでこれはいけません。
狩場は少なめ、ワナは多めに。ピンポイントに絨毯爆撃。忘れてはいけない(戒め)。

・その後も探索を続けた結果、もう2箇所ほどいい感じな候補地が見付かりました。ワナの移設や目の薄い狩場の撤退はまた明日ということで。ちょっと雨が強くなってきたので外回りは終了ー。
休みですけど会社いって道具借りて、こないだシカを捕獲した際に壊れたワナの修繕をしました。
今日やっとかないと、明日に仕掛けるワナが足りねえ。

とくにどーという事も無く慣れた作業。キンクした(折れグセが付いた)ワイヤーを交換して完了です。
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取り外したワイヤーはキンク部分でぶった切って、使える部分は再利用します。
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例えばくくりワナを木にくくり付けようとして、木が太すぎてワイヤーの長さが足りない時に延長したりとか。
或いは山を囲むように敷設された防獣柵の向こう(山)側でワナを設置する際に、出入り口の扉が針金等でギチギチに固定されてたりしたら、このワイヤー+カラビナでチェーンロックとして代用して、ワナを設置している間だけ出入を容易にさせてもらったりとか(農区長さん等の許可は必須)。
そんな具合で色々と。
ワナが壊れるたびにビシバシ増えていくので、ボチボチ邪魔ではあるのですが。

作業完了後、会社は休みで中に誰もいませんよ状態ですので、しっかり戸締りして帰ります。
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門扉を閉めて、しっかり閂(かんぬき)を掛けます。

しかしかんぬきって、漢字で閂って書くとかんぬき感の説得力がハンパないですな。お前以外にかんぬきを背負って立つ漢字は無い!みたいな。
これに匹敵するのは、ごまんとある漢字の中でも漢数字の一二三くらいではないでしょーか。


AAどうでもいい

・そんなワケで、今日も一日いい仕事をしました。休日ですけど。
仕事の後は宴じゃあああああ!
先日お小遣いゲットしたばかりですので遠慮はしない。一か月間、毎日食費を千円プラスしても罰が当たらない幸せよ。
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最近ご無沙汰していた台湾料理店にて酢豚定食。

このお店、美味しいし量は多いしで料理に文句は無いんですけどただ食器がちょっと。
横から見た図。
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お茶碗が、極端な言い方すれば洗面器みたいに底面が広くて持ちにくいのです。濃い目の味付けのおかずを白ご飯に一旦ダイブしてから食するのが普通なんですけどこれが中々。
無駄にでかい僕の手でこのザマですのに他の人はどーしているのか。

あとお箸の先が太くて、口に含むたびになんだか違和感。どれくらい太いのかと言うと、どっちが先でどっちが尻なのかよく分からないくらい。
正月の祝い箸に似ていると言えるかもしれませんけど、あれは両端とも細くなってるからなー。
ここのお箸は、これまた極端な言い方すれば円柱状というか。

自分、台湾本国はおろか台湾料理店すらここしか行った事ないんですけど。
台湾の食器ってこんな感じ?
それともこのお店のオリジナル色なんでしょうか。ううむ。

【閲覧注意】びっくりシカなあもう【超死刑】

・三連休のあいだ施錠していたワナを再セットしていた昨朝のこと。
幾つかのワナの至近に足跡が刻まれていたり、中にはガッツリ踏み込んだワナもあったりしてぐぬぬ。
休み中もワナを稼働状態にしていれば幾つか掛かっていたんでしょうけどそーいうワケにもいきませんし。これらのワナに今度近付いてくれるのは何日後のことなのか。

・なんて悲観的になってたんですが明けて今朝になってみるとうおおおおおおおお
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自分のワナで捕まえるシカはおよそ2ヵ月ぶりです。
推定25キロほど、活きのいい一本角の若ジカ。会社搬入時の測定では27キロでした。
活きがいいのは結構ですが、元気よすぎて不安になります。また足千切って逃げたりするまいな、と。脳裏をよぎるトラウマ。
出来ればちゃっちゃと止め刺ししてしまいたいんですが、見回りはまだまだ残ってるので次の現場へと向かいます。

・その後いくつか空振りの後、とある現場にて。
見慣れた景色になんだか違和感。木々の間に何やら白いものが見えます。
まさかの二連撃か!
喜び勇んで近付いていきますが、なんだかおかしい。動いてる様子が全くありません。これはもしや…
以下、もしかしてショッキングかも知れない画像ですので閲覧注意。















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Oh…

・くくりワナでシカを捕まえた際に偶にあるのですが。
斜面で吊り下がったり草木に絡まって転んで起き上がれなくなったりして身動きがとれなくなり、それでも何とか起き上がろうと足掻いてもがいて頑張ってしかし適わず、たった一晩どころか数時間でも衰弱死してしまうことがあります。
このシカの場合、頭を下に転んで下半身が斜面の下方向にバターンと倒れ込んで、そのまま頭が胴体から抜けず起き上がれなくなってしまったようです(首の骨が折れてるとかではなく)。

こんな事にならないように、普段からワナを設置する場所には気を配ってたのですが。
ていうか実際、ワナの様子はこんな感じ。
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ワナを固定している木から、シカの足先のくくり部分までおよそ2メートル弱。
押しバネを使用しているためある程度の長さが必要とはいえ、結構ギリギリの長さに抑えているつもりです。
あまり急な斜面でもないですし、自分の見立てではワナを固定した木か周辺の木に巻き付いて可動範囲が狭まって、斜面か獣道に座り込んで大人しくなってる予定だったんですがぐぬぬ。
こうして改めて確認すると、もはやここ以外にないという絶妙なポジショニングで死んでやがりますなコイツ。

・やらかしてしまったモノはしゃーない。反省と改善は今後の課題として取り敢えず残りの見回りを完了させて、結局この2頭が本日の猟果でした。
生きてる方を出来れば先に片付けたいものなのですが。死骸を数時間とはいえ後回しにして、腐敗したり(日中の暑さはまだ油断できない)カラスとかの食害くらったりしたら色々な意味で大変なことになります。なので死んでる方の後始末から。

現場に舞い戻ってきたのは30分ほどしてからでしょうか。当然ながら様子は変わらず、カラスその他の接近した様子もなく。後の予定が詰まってるので手早く済ませないといけませんのでレッツ・ビギン。
ワナを付けたまま引き綱代わりにしようと思ったのですが、御覧の通りワイヤーがピンと張り詰めてて解くことが出来ず。
なので獲物を引っ張り上げてワイヤーを緩めようと足を掴んだその瞬間。

バチコーンと手を払われて痛ってええええええ!?
突然、めっちゃ足をバタバタと暴れ始めました。生きとったんかワレェ!

・ぇえー…? いえ不満とかではないんですけど。
腐敗臭はおろかハエとかがたかる様子もなく、朝晩だいぶ涼しくなったとはいえ意外には思ってましたが、まさか生存していたとは予想外。
どんだけ節穴やねんとか言われてしまうと返す言葉もないんですが。
でもこれは仕方ないと自己弁護させていただきます。だって本気でまったく身じろぎ一つしなかったんですよ?屠体に触れこそしませんでしたが至近から矯めつ眇めつ観察しましたし、そういえば最初の検分の際には上をまたいで通ったりしたとゆーのに。ちょっとぐらい反応してくれてもええやん?

ていうか、そんな感じに僕が写真とったりアレコレしてる間、コイツはこの姿勢のままでじっとこちらを観察してたんか。

怖。考えてみたら怖。

・蹴られた手は一瞬痺れましたが、その後すぐに復調して何事もなかったのは幸いでした。
言わずもがなの事ですが、シカの脚力でまともに蹴られたらタダでは済まないので注意しなければなりません。
当たり所によっては骨折やヒビが入るくらいは容易に起こり得ますし、止め刺ししようと近付いたらナイフを蹴り飛ばされて紛失してしまったという話もあります。
紛失したならまだマシで、周囲の仲間に当たってケガをさせたとか、しっかり握り締めていたナイフがそのまま自分に刺さったりする事例も無きにしも非ずだそうで。スティーブン・セガールみたいな事をやるシカが居るものなんですねえ。

・閑話休題。
キックの切れ味から見るにすこぶる元気そうではあるのですが、風前の灯火的な最後の余力を振り絞ってる可能性も否定できず。
なので車に止め刺しセットを取りに戻って、このまま先にこちらを会社へ搬入することに予定変更。
その後はトラブルなく搬入完了、1頭目の若ジカも逃げてたりすることなく捕獲完了しました。
即ち1日で3万円のお小遣いゲットですよ。メシウマ!

しかし危ないところではありました。
何かの間違いでワナがすんなり木から解けてたら、突然復活したシカにかつて無い程におもいくそ目の前で逃げられていたのか…
きっと泣いていたと思います。ガチ泣き。

・ところで。
こんなストレスかかりまくった状態で捕獲したシカの肉質は大丈夫なのか?と疑問されるかもしれません。
それに対する回答としましては、さあ、とか言えないんですけれども。
だってこんなワケ判らん姿勢にならなくても、くくりワナなり檻なりに捕まってる時点でストレスマッハでしょうし。大暴れしてない分だけいっそマシかも知れません。

この辺りは銃猟師さんとワナ猟師さんが論戦を交わしてるポイントです。
すなわち銃猟師さん曰く、長時間ストレスに晒されて暴れまわってとかした獲物の肉が美味いわけがない。
ワナ猟師さん曰く、撃ち殺して心臓が止まってから血抜きがちゃんと出来るワケがない、或いは腹ぶち抜いて糞便で汚れた肉なんて食いたくない。
そーいった感じの事を、キノコタケノコ論争以上に熱く語ってたり。

実際の処はどーなんでしょうね。
捕獲の方法と肉質の関係について、大学や研究機関、あるいは有志の猟師さんが研究している話は存じていますけど。
ワナ猟師のくせに言ってしまいますけど、確かにストレスとかの観点から銃猟の方が良いお肉は獲れるのかもしれません。
具体的には、犬を使ったり大人数で追い出したりするのではなく。
のんびり青草など食んでいるシカを遥か遠くからライフルで気付かれずヘッドショットでワンキルしたら、ストレス皆無で良質のお肉が獲れそうです。理想を追求したら。

ただ理想は理想。それを現実的にやろうとしたら課題は山積みです。
そんな狩猟を出来る猟師さんが何人いるのか。
一日当たり何頭獲れるのか。
獲れたとして、基準を満たした衛生的な処理施設へ時間内に搬入できるのか。
その辺を鑑みて販売価格はどーなるのか。云々。

さしあたり僕が言えるのは、うちの会社のお肉は美味しいってことぐらいで。
細かいことはいいんだよ!

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