でがらしくらし

日本全国(は無理)津々浦々レンタカー回送しつつ、福知山で小屋を建てたり偶には狩猟をしたり(多分)な日々を綴っていきます

2021年12月

【閲覧注意】ほんとにクマったんがー

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・クマ。言わずと知れた、山の神様。
ずば抜けた巨躯が生み出す超パワーのみならず、100mを8秒で駆けるという逃げても無駄無駄無駄ァッ!な走力、挙句には木に登ったり泳いだりも出来ちゃうチートな性能は、まさに神か異世界からの転生者か。

そんな偉大なクマさんも人間の卑劣な生存戦略の前にはなすすべもなく。
じわじわと個体数を減らし、ついにはレッドリストで「絶滅寸前種」に指定、多くの自治体で狩猟による捕獲が禁じられてきました(有害鳥獣駆除による捕獲を除く)。

ところがぎっちょん。
そうした保護政策の結果として個体数が回復してくると、それに比例して農林業や人的被害が増加。
当地・京都府においては2002年度では約300頭とされていた個体総数が昨年度には約1640頭という調査結果が得られ、レッドリストでは「要注目種」まで一気に3ランクダウン。なので2002年に狩猟を禁止されて以来19年ぶりに、今年度の猟期から捕獲が解禁されました。なんだかなー。


・とにかくそーいった次第で。
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はい、クマー。

社長のお知り合いの猟師さんが猟期始まってからクマを既に4頭だか5頭だか仕留めてるそうで、どこぞの老舗旅館に高値で売れてガッハッハー、みたいな自慢話をクッソ忙しい仕事中にしに来なさったのが確か先月の終わりかその前後。その折にウチにも何頭か回してよ、なんて社長が話をしてたのを横で聞いてましたが、それが実現の運びとなりました。ぬう。

身長は僕より頭1個半は下、大体160cm有るか無いか程度。そして搬入時の体重は55kg。
……なんかショボいぞコイツ。BMI値にすると21.48。めっちゃ標準体型ですやん。僕でもワンパンイケそうな気がしてきましたよ?

・なんて言うと思ったか!
すみません一瞬思ってました。
実際には、猟師さんが現場にて腹抜きを済ませてましたので、内臓一式の重量が抜けてました。クマの体重と内臓重量の比率は分かりませんがイノシシと同程度と仮定すると、本来の体重は80kgくらいでしょーか。
ハイ無理ー。一瞬でも調子に乗ってごめんなさい。

上の写真は、搬入されたクマを高圧洗浄機で水洗いした後に取り敢えず吊るして水気を切っている状態。社長が狩猟を始めた30年前、まだクマが普通に狩猟対象だった頃に京北の山中に狩猟で入ると橋の下にこんな感じでクマが何頭も吊られているの見てビックリしたそーです。そりゃそうだ。

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クマの前のおてて。
ハイ無ー理ー。
ツキノワグマでこのエグさ、体長2mオーバーのヒグマの爪でガオンされたらとか想像もしたくありません。

それにしても、肉球めっちゃぷにぷに。後ろ足もほぼ同様、肉球なんだからそういうモノだろと言われるとその通りですが。触る直前まで野球の硬球とかイメージしてましたけど、普通にニャンコやワンコの肉球のでっかいバージョンでした。
そして体毛。針金みたいな剛毛と思いきやスベスベのサラッサラ。あたかもサテンやビロードのような触り心地。サテンもビロードもどんなんか存じませんけど。クソイノシシの如き泥まみれのタワシ同然なケダモノとは比較することすら畏れ多い美しさです。
これらの至高の肉球&毛皮でこんな感じに優しく後ろからハグとかされたら天にも昇る心地でしょうね2重の意味で。
拙者がいるよ
嘘です絶対無理。

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三毛別羆のレプリカ。
絶対に無ー理ー。

【閲覧注意】刃の下に心あり

・タイトルに意味は特にないです。

・今日も今日とて猟師さんからシカ捕獲の連絡をいただき現場へゴー。
本日の獲物はご立派さまなツノを備えた60kgオーバー間違いなしのオス鹿IN檻。
いっちょ気合入れて掛かりますかと息を整え、電殺セットの動作を確認、ナイフをアルコール消毒してから鞘に一旦納めて。

納めようとして、思いくそ目測誤りました。
鞘に添えた左手を刃先がかすめて表面をスッパリと。痛ったぁぃ!?
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現場を離れる際の様子。
スパった直後はそれなりに出血してましたけど、スッパリ行き過ぎたお陰か割とすぐに血は止まって大体くっついてました。
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夕方ー。鬱血してるのかなんなのか、時間が経った方が目立ってくるとはこれ如何に。

止め刺しした後のシカの血で汚染されたナイフだったら、感染症の危険があったりして面倒になるところでした。それどころか消毒直後だったのでむしろセーフ。ナイフと手袋を交換して、その後の作業は滞りなく完了ー。

・施設での解体や精肉作業に使用する刃物類は、いずれもしっかり研いで切れ味を良くしてあります。切れ味が悪いと作業が進まなくてストレスマックスハートですし、何よりお肉の仕上がりが悪くなりますので。
例外は、剥皮用のナイフ。毛皮とお肉の間の膜を突っつきながら剥がしていくような感じで使うのですが、あまり切れ味が良すぎると毛皮の向こうまであっさり貫通してしまい、刃先が体毛で汚染されるためにその都度消毒する手間が生じてかえって良くない。なので切れ味は程々に。

それでは現場で使用する止め刺しナイフはどーなのかというと、無論チョンチョンに研ぎ澄ましてます。刺さらないとか論外ですし、刺さっても切れ味が今一つだと太い血管が切れずに刃先を泳いで逃げて放血も今一つ、なんてことになってしまいますので。

よって僕の愛刀もいつも精魂込めて研いでます。お陰で危うく精魂尽きるところでしたけど。いえ割と大袈裟でもなんでもなくて。
流石に骨は切れませんけど、あとはシカのツノやイノシシの牙を除けば大抵の部位は豆腐の如くにスイスイ逝ける程度には研いでます。なので指が落ちるとかは無かったとしても、刃先の方向によっては骨までザクったりとか手のひら貫通とかしてた可能性もあったワケで。マンガだと「ちぃっ」で済ませるアバラの骨折と並んで軽傷扱いされるダメージですが実際にやるのは御免被る。
そう考えると皮の1、2枚で済んだ今回はほんとラッキー。やはり日ごろの行いがモノを言いますよフフン。だったらそもそもケガしないだろって?ロジハラやめろ。

・ちなみに。
施設内での作業時は、常に耐切手袋をゴム手袋の下に着用して安全面に気を付けています。
ならば再発防止のために今後は現場へ赴く際にも耐切手袋を使用するべきなのかとゆーと、いえこんなアホなこと普通はしませんし。そもそも僕が2度も同じ失敗をやらかす筈がありませんから不要なんですよガッハッハ。
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