シャックル [1] 【shackle】
ロープや針金などを連結するための金具。普通, U 字形の金具と先にねじを切った棒とからなり,つなぎたいロープなどの先にループをつくり,これを U 字金具に通したのち,その開口部を棒金具で閉じてつなぐ(三省堂大辞林より引用)
具体的にはこんな金具。
シャックル
くくりワナのワイヤーを木にグルグルと巻き付けてから反対側のワイヤーをU字金具に通せば、ワイヤーを結んだりせずに木に固定することが出来るのですが、イメージしていただけるでしょうか。投げ縄で首をくくってるみたくワイヤーで木の幹を縛り上げてる感じ。

シャックルなしで、それこそワイヤーを二重三重と木に結びつけることでも固定は出来ますが。
その場合、何十キロも体重のある獣がガンガンに引っ張りまくるお陰でぎゅうぎゅうに絞り上げられて幹にガッツリ食い込んで、ほどくのに泣くほど手間がかかります。
実際、そのやり方でワナを仕掛けてる年輩の猟師さんの処へ獲物を頂きに伺ったことがありますが、よりにもよって60キロオーバーのシカが半ば斜面に吊り下がる形になっててドエラい目に遭いましたともよ。

棒金具はネジ状になっていて、仕掛けるときには手でそれなりにしっかりと締めておくだけで十分なのですが、外す際にはかなり硬くなってる場合もありまして。その為にペンチを持ち歩いてました。
ペンチ
落として紛失した場合のダメージに備えて百均製品。
シャックルの棒金具と、あとバネを固定するための蝶ネジの開け締めにも使用。
蝶ネジ
で、こちらのペンチですが。
百均製品だからか扱いが雑だったからかその両方の為か、御覧の通りにガッチリ錆びついて固まってしまい、ペンチとして何かを挟むことなど不可能になってました。
けど開いた口に棒金具ないし蝶ネジの頭を引っ掛けることでちゃんと回すことが出来ますし、それ以外にペンチをペンチとして使うことが無かったので困る事はなかったのですが。
見栄えとかアレですし、落としたら見つけにくいカラーリングですしでどーにかしたいと思ってました。

・そしてある日、パイセンから教えてもらった品がシャックルキーなる代物。



見てそのまんま、幅が狭まっていくように溝が刻まれた金具です。この溝に棒金具やら蝶ネジやらを引っ掛けて回すワケですね。錆びついたマイペンチと同じ。いえ、同じと言ったら激失礼なんですが。斜めった溝のお陰で様々なサイズのシャックルに対応できる仕組み。

ヨット乗りの人にとっての必需品で、船の各所に使われているシャックルを手早く取付・取外しするためのツールだそうで。
ほーん、お洒落やん。
さっそくAmazonでポチろうとしたんですが、上に列挙した通り、なんだか値段がピンキリ過ぎる。

とは言え、どれを買うにせよ安いものだし気にすることも無いんですが。
是非とも必要というワケではないからこそ、せっかくなら納得して買いたいですし。
現物を目で見て確認しようとおもい、何処で売ってるのか調べてみました。

・そんな次第で。
猟期の終わった日曜日、新西宮ヨットハーバーへとやってきたのだ。
P_20190316_153356 西宮ヨットハーバー


僕の故郷にもヨットハーバーを標榜する施設はあるのですが、なんだか次元が違う・・・
考えてみれば、西宮なんて芦屋レベルにハイソな地域じゃないですか。ましてやヨットハーバーなんて金持ちの巣窟。さっさと退去しないと撒き餌の具にでもされかねません。
ていうか、駐車料金無料が最初の15分間だけとか、結構な広さの駐車場の半分近くを占める、建物に近い側が艇置契約者専用エリアとか、なんかこう・・・僕に優しくないですよココ?
しれっと近くに駐車してやろうかとも思いましたが、軽トラで誤魔化せるはずもありませんし。
大人しく遠くに停めまして、そそくさと内部へ侵入。
P_20190316_153514
中央に、何とかさんが太平洋横断に使用したなんたら号の本物だかレプリカだかが展示してありました。実はあまり興味が無いんですけど上手く隠せてますでしょうか。
ちなみに写真に写ってない反対側は軽食を摂れる喫茶スペースだったんですが、店先のショーウィンドウにはワインボトルがずらりと並んでたりしてなんだかもう。何、見せつけてんの!?(嫉み)

で。
写真正面に見えておりますとおり、マリングッズを販売してるショップが2店。
ウェアや腕時計やナイフや滑車やシャックルなどなど様々なアイテムが、そしてシャックルキーは2種類が置いてありました。250円くらいのと、1500円くらいのとが。

なんでこんなに金額が違うのか。まさに一目瞭然でしたわ。
安い方はめっちゃペラい。普通に金属プレートに穴開けて切り出したって感じで、頑張ったらくにゃりと曲げられそうな印象でした。ステンレスの板ですから実際には無理でしょうけれども。あくまで印象。されど印象。
高い方はずっしりと(大袈裟ですが)して頑丈で、点穴用の暗器にも使えそうな頼もしさでしたよ。厨二心にツボ。点穴だけに。
だからという理由でもないんですが、買ったのは後者の方。
シャックルキー
一応店員さんに伺ったところ、別に機能的には違いなんてないそうです。普通に海に落とすことも多くて、だから安い方をダース単位で買っていく人もいるとか何とか。

・その後、割と近くにある商業施設・ららぽーと甲子園のモンベルショップにて落下防止のためのコイルコードを購入。猟師カラー即ちオレンジ色が輝いてます。
コイルコード

・帰宅後。
シャックルキーを装備がてら、狩猟道具の整理を行いました。
具体的にはこちら、左の見回り用品一式と、右の止め刺し用品一式。これらを統合します。
ベルト2本
言わずもがなの事だとは思いますが。
見回りの際には、当然ながら見回り用品一式を腰に巻いて行動します。で、獲物が掛かっていたら、車に戻って止め刺し用品一式に付け替えまして。それから運搬用ソリやらくくりワイヤーやら企業秘密兵器やらを持って止め刺しに向かいます。
どっちみち車に戻る必要がありますから、統合しないと不便極まりないというワケでも無いんですけれども。それでも、狩猟道具を収納している車載コンテナの中身を少しでもスッキリさせたいとは常々思っていましたので、これをいい機会と思ってやってしまう事にした次第。

まずは見回り用品一式。
見回り用品
手袋から時計回りに、穴掘り用の山菜ナイフ、目印用の測量テープ、そしてペンチ。
腰袋は、かつて3年前のある日。社長に「明日からワナ掛けに行くから」と突然言われて、その日の帰りにホムセンに立ち寄ってよく判らないまま購入した品。
色々と持ち歩いていた最初の頃は重宝したんですが、色々とこなれてきて装備数がブラッシュアップされた結果、あまり必要なくなってしまってました。

こちらが止め刺し用品一式。
止め刺し用品
左下の青いのが、ノコギリを納めたホルスター。それから時計回りに、止め刺しナイフ、ナイフを消毒するアルコール、獲物の体温を測る温度計、オレンジ色は手袋クリップ、ペンチを納めたホルダー。あと写ってませんがゴム手袋。止め刺しの際には液体を通さないゴム手袋です(意味深)。

獲物が暴れてワイヤーが周囲の雑木に絡まって、それを解くより雑木を切ってしまった方が早いのでノコギリを止め刺し用品に入れてますが、見回りの際にもあったら便利な事が多々ありました。
一方で、腰袋の中でコロコロしてる測量テープやペンチをコンパクトに納めてしまいたいと歩きながら思う事がしょっちゅう。
そんなワケで、2つのペンチがシャックルキー1本にまとまるこの機に乗じて、それ以外の道具も統合してしまうのですよ。
シャックルキーを2本買うのを忘れていたと帰り道に気付いたからではありませんから。
安いのと高いのと両方買っとけば済んでた話とか臍を噛んだりもしてませんから。


山菜ナイフのシースは、購入時についてた革製カバーをそのまま使ってきていましたが、大分傷んできてました。
山菜ナイフ
山菜ナイフのカバー
久しぶりにシースを作るつもりでいたんですが、なんとなくホルスターにそのまま突っ込んでみたら見事にしっくり収まったので、このままで行くことにしました。
ホルスターに山菜ナイフ

・と★ゆーワケで。
以下が完成形。
新装備
ホルスターに、見回り時には山菜ナイフを、止め刺し時には止め刺しナイフinシースを挿し込みます。シャックルキーはペンチを入れていたホルダーに入れることにしました。測量テープも一緒に入れるつもりだったんですが、少し幅が足りず断念。
で、アルコール、体温計、測量テープを納めたホルダーはちょっとゴチャついてるんで、この辺はまだ買い替えるかもしれませんが、それはおいおい。まずは実地で使い勝手を確かめてみようかと。

そんな感じで準備は万端。早くワナを仕掛けてみたいので早く始まれ有害鳥獣捕獲期間。GW明けになりそうな予感がしてならないのが困りものですが。



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