いらすとやイノシシくくりワナ

・今朝のこと。会社のご近所の猟師さんから、くくりワナにイノシシが掛かったと連絡あり。
結構大きいという前情報を受けつつ現場へ赴くと、確かに中々のサイズ。50kgはあるでしょーか。しかもワイヤーが掛かってるのが後ろ足の、結構爪先なように見えて仕方ないんですけど。
なんの偶然か、ちょうど昨日の記事で述べた通りのアカン状況。なんとか急いで鼻づらをワイヤーで縛ろうと試みたんですが。
このイノシシ、ワイヤーを噛んだ瞬間にバックステップするタイプでした。

本来なら、投げ縄みたいに加工したワイヤーの輪っかを眼前にぶら下げまして。輪っかに噛み付いたらヒョイッと押し込みつつ締め付けます。そしたら牙に引っ掛かってワイヤーが抜けなくなるので、逆側に繋いでるロープを木にくくり付けて固定完了。前にも後ろにも進めなくなったイノシシをプスー、というのがセオリーなんですが。

イノシシにも個体差があります。素直にお縄についてくれるのは半分もいない印象。匂いを嗅ぐだけで噛み付かない、ワイヤー無視してラッシュを続ける、ワイヤー目掛けてラッシュを続ける等々。
そんな中でも、今日の獲物みたいなタイプが一番困ります。
ワイヤーを持って行かれそうになって焦ること数度。その度に回収して投げ縄状態を再セットしてくくりワナで制限されたイノシシの可動領域スレスレでぶら下げて。いい加減に捕まってくれよと嘆きつつ、またワイヤーを伸ばしました。殺到して来るイノシシ。
でも制限ラインを踏み越えてなおこっちに来るんですけど。

!?

ワナから抜けた。言葉にする前に認識してました。
とっさに予め盾役に想定していた木の陰に飛び込みましたが。なんと機敏なL字ターン。
回り込みつつなお突っ込んできて。

た。
った。
だった。
いだった。
だいだった。
うだいだった。
ほうだいだった。
れほうだいだった。
られほうだいだった。
やられほうだいだった。
自分は、イノシシにやられほうだいだった。

正直、よく憶えてません。一回ぶちかましを喰らっただけだと、直後は思ってましたが。後で被害を確認するに、最低2回は行きつ戻りつをされたみたいです。その後、彼方へ突っ走っていく後姿を見送ってる辺りで我に返りました。

・「腕で防御したら噛み付かれてヤバいんじゃね!?」みたいなどーでもいい心配をしてた事は記憶に残ってますが。止め刺し用のナイフを腰に差してはいましたが、応戦なんてムリムリムリムリかたつむりですがな。ソリとかを利用して可動式の盾を備えておいて、イノシシがどっか行くまで常に前面に構えて亀防御でしのぐ、くらいならひょっとして何とかなるかもな感じ。

かつてはキチンと盾を構えている頃もあったんですが、いつの頃からか、木陰に隠れる程度で済ますようになってしまってました。油断があった。傲りもあった。「案外何とかなるものだ」みたいな。目の前でワイヤーから脱するシーンを目撃したことが、例え相手がシカとはいえ直近を含め何度もありましたのにね。アホですか自分。シカに出来てイノシシに出来ない道理はないのに。「突進を木陰でやり過ごす」なんてのも不可。自動追尾機能でも搭載してるのか、めっちゃ機敏に正確にこちらへ向かってきましたよ。機動力半端なかったッス。

・今後の対応。まず盾は必須。それで万全になるワケがありませんが、今回よりはまだマシかと。
そして危ない、ムリだと思ったら諦める。具体的には、猟友会なり銃を持ってる猟師さんにぶん投げる。会社の資材確保より命大事に。

てか、くくりワナで捕まったイノシシを取りに行くたび毎回社長に言われてることです。つくづく阿呆か自分。猛反省。

・・・もしかして、創作だと思ってますか。
センセーショナルなネタでっち上げてアクセス数稼ごうとしてるぜこのヤブ猟師、とか思ってますか。
だったら、これを見ろおおおぉぉぉぉぉぉ!?(閲覧注意)









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会社で応急手当て中の図。
こうして服を脱ぐまで、大したケガしてるとは思ってませんでした正直な話。打ち身が痛くて歩きづらいけど、まあそのうち痛みも引くでしょみたいな。服がちょっと切れてたけどそっち系の痛みとか出血とか無かったので、皮一枚というか服一枚で済んで良かった良かったとか考えてましたよ。
思うに、あれがアドレナリン効果というヤツでしょーか。
血が出てないと思ったのは、タイツ(加圧服)が包帯代わりになってたからのようです。脱いだらエグイ感じにだらだら流血してました。

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応急処置完了の図。
貼り付けてるのはガーゼとかではなく、スライス肉のドリップを吸着するシートだったりします。まあ用途的に間違いではない。

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病院へ移動中に発覚した2次被害。軽傷だと思い放置してたヒザのキズも思ったより深かったようで、ズボンに血が染み出してきたの図。その後、スネのキズのシートを貫通した血も同様に染み出してきてオーマイガッシュ。

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生まれて初めての車椅子にちょっとウキウキしたのは内緒です。

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突然気になったんですけど、このスポークというやつ。自転車といい、なんでこんなほっそい針金で重さを支えられるのか。不思議。
と思ってググってみたら、車軸より下のスポークが重さを支えているんじゃなくてその逆で、上からスポークで吊り下がってるのが真相だそうで目から鱗。

待合室にて結構待たされてしまいましたが、飛び込み故しゃーない。
麻酔をした上で、ジャブジャブ消毒した後それぞれのキズを縫って頂きました。

キズを縫われるのは初めての体験でした。麻酔が効いてても、針や糸でぐいぐいされたりめくれてくる肉をグイグイ押し込んでる感触があってこれは中々。
施術中、麻酔の注射が一番痛かったのはよくある話。

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手術説明書。
疾患名:左下腿猪咬傷。またえらくピンポイントな疾患名でござる。確かにそれ以外の何物でもない。
ドレナージというのは、中に溜まる水や化膿液を抜く為のドレーンなる管を挿し込んでますよ、ということ。スネのキズが一番ひどくて筋肉層まで達してるそうで、イノシシの牙のせいで傷口も汚れていたのでこういう処置をしたそうです。出てきた水等でガーゼがシャバシャバになったら交換してくださいとのこと。

その後、破傷風など感染症を防ぐ薬その他を処方していただいて本日の診察は終了。ただし数日は毎日通院して消毒および経過診断をしないといけないそうで。今週末の連休は終わった。ネコ成分がー!ゆうとる場合か。

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社長にお借りした、杖がわりのトレッキングポール。マジ助かります。
今日は安静にしなさいということで直帰。ていうか、車の運転が出来ないので家まで送って頂きました。明日は迎えに来て頂くことになってて、ひたすらご迷惑をおかけします。
MT車の運転はしばらく無理なので、その間は会社のAT車をお借りする予定。また設置してるワナは、やはり手伝ってもらって回収しないといけません。見回りなんて無理。止め刺しなんてもっと無理。小遣いがー!だからゆうとる場合か。
いったい僕がこんな目に遭うような何かバチ当たりな以下略。

(追記)
肝心なことを忘れてました。
僕の素性を知ってる方。実家への連絡はノーサンキューでお願いします。無用な心配させるだけですから。
ていうか、創作ですから。そーうーさーくー。即ちフィクション。いいね?



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