※干し魚が好きな方はそっ閉じ推奨。
警告はしましたので僕は無罪です。

前回、せっかく見つけたポイントを止む無く放棄した後も足跡探しを続行してあちらこちらをふらふらと。
とある茂みに足を踏み入れようとした瞬間に干し魚の匂いを感じ、やべっと思いその場を離脱しようとしたのですが時すでに遅し。うっかり見つけてしまいました。


閲覧注意。





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シカの下アゴの骨。割れているのではなく、元から先端がくっ付いていないのです。
そこからほんの数歩先には足の骨。
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まだ皮とヒヅメの残った足先。ひいっ
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足の骨とアバラ骨が数本。
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最後に頭蓋骨。サイズから見てバンビちゃんですね。推定体重15kg前後。
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足の骨が一本だけとかならタヌキとかが何処ぞの山奥から咥えてきて落として行ったんでしょうが、ここまでパーツのあれこれが纏まっているところを見るに、恐らくは目の前の茂みの中で亡くなったのではないかと。まだ見ぬ胴体部分とかもあるんでしょーけど探しはしませんが。
それにしても、
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国道から一本入った市道のすぐ横、1m半ほどの高台の上でこんなんなってるんだから恐るべし。

・干し魚の匂いがしたというのは何の隠喩だと疑問されるかもしれませんけど、別に喩えとかではなくすっぱりストレートにそのままの意味で、ミイラ化した動物の死骸の匂いが干し魚のそれと同じなのです。ずっと昔に畑のネットに絡まったカラスの成れの果てを見付けたことがあるんですけど、やっぱりこんな匂いでしたよ。どれも同じく動物性たんぱく質の乾燥したものと思えば匂いが似通うのも道理といえば道理かと。ひょっとして旨味成分が凝縮されているかもしれませんけど誰が齧ってみたりするものか。

ワナに掛かって生きているシカを止め刺しした場合、大体30分で会社に搬入、更に30分程度で剝皮と腹出ししてお肉と骨だけの枝肉にして冷蔵庫へ。残ったアレコレを纏めて処分するんですけど特に何か匂いがするということもないです。真夏のこの時期でも。
これが夜のうちに何らかの不具合で死んでしまった場合だと話が変わります。恐らくは胃の内容物とかが腐敗し始めているのではないかと思うのですが、何とも言えない独特の異臭がしまして。朝の見回りでワナのある方向に歩いている時にこの臭いを感じて「あっ(察し)」ってなったことが何度か。

自分のワナについては毎日見回りしていますのでそこから先の状態に陥ったことはないのですが。農閑期である冬の、しかも山中の防獣ネットに引っ掛かったお陰で誰にも気づかれてこなかった元・シカに出くわしたことが一度だけ。昔のカラスも勘定に入れるとこの日で都合三度目です。出来れば一生無縁でいたかったものですけど。しかし足先1本を除いて他は骨だけになってるのにこんなに干物の匂いがプンプンなあたり、まだお肉の残った胴体が茂みの中にある可能性は高いです。だからどーしたという話ですけど。
いずれにせよ、こんな所にワナを仕掛けてもタヌキかキツネくらいしか掛かりそうにないので離脱ー。



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