今日も今日とて狩り暮らし(違)

先日新たに開拓した猟場が素晴らしく猟果を叩き出せる現場で、平均すれば2日に一回くらいのペースで獲物がかかってる勢いです。

もちろん見つけたのは僕ではなく社長です。言わずもがなですが念のため。
そして、知らなければ絶対に入っていかない道の先にある猟場なのもいつもの通り。ホントに将来独り立ちした時にはどーしたものか。

それはさておき山の中腹にある傾斜の緩やかな杉林であるこの猟場、これまでとは異なる点が一つありまして。
と言うのも毎朝見回りに行くたび、必ずと言っていいほど斜面の遥か上方に鹿が居て、こちらを視認するやピーピー警戒音を鳴きつつ去っていくのです。

これまで日中ワナにかかってないフリーな鹿を見たことなどこの数か月で2,3回くらいしか無かったんですが。
何故なのかは謎。社長曰く、山頂付近によほど太い獣道があるのかもしれないとの事ですが。

何故なのかの理由はともかく目的は明らかで、警戒音と言うとおり仲間に人間(僕)が来た事を知らせているんでしょうね。なんか変なのが来たから気を付けろー、と。
仲間を守ろうとする行動。
ワンフォーオール。
狩猟をやってる僕が言っていいことでは無いかもしれませんが、こんな様を見ると心を打たれます。

申し訳ないと、謝りつつもありがたく。
正に感謝の念を込めながら、今日も一頭仕留めました。


それはさておき。
そうやって警告されてるのに連日ワナにかかってるコイツラは一体なんやねん(白目)。

アイヌの人たちは、重要な獲物は「カムイ(神)」と呼んで尊重しつつ利用していた一方で、簡単に獲れまくる鹿は「ユク(獲物、食料)」と呼んでいたそうですが、この有様を見ているとさもありなん。

ていうかアイヌの人たちも結構バッサリといきますな。

とにかくもう少し危機感とか持てと言いたくもないんですが、そうなって獲れなくなったら大変なのでやはり現状維持でお願いします。



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