でがらしくらし

福知山で小屋を建てたり狩猟をしたり田舎暮らしをしたりな日々を綴っていきます

狩猟

【閲覧注意】ほんとにクマったんがー

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・クマ。言わずと知れた、山の神様。
ずば抜けた巨躯が生み出す超パワーのみならず、100mを8秒で駆けるという逃げても無駄無駄無駄ァッ!な走力、挙句には木に登ったり泳いだりも出来ちゃうチートな性能は、まさに神か異世界からの転生者か。

そんな偉大なクマさんも人間の卑劣な生存戦略の前にはなすすべもなく。
じわじわと個体数を減らし、ついにはレッドリストで「絶滅寸前種」に指定、多くの自治体で狩猟による捕獲が禁じられてきました(有害鳥獣駆除による捕獲を除く)。

ところがぎっちょん。
そうした保護政策の結果として個体数が回復してくると、それに比例して農林業や人的被害が増加。
当地・京都府においては2002年度では約300頭とされていた個体総数が昨年度には約1640頭という調査結果が得られ、レッドリストでは「要注目種」まで一気に3ランクダウン。なので2002年に狩猟を禁止されて以来19年ぶりに、今年度の猟期から捕獲が解禁されました。なんだかなー。


・とにかくそーいった次第で。
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はい、クマー。

社長のお知り合いの猟師さんが猟期始まってからクマを既に4頭だか5頭だか仕留めてるそうで、どこぞの老舗旅館に高値で売れてガッハッハー、みたいな自慢話をクッソ忙しい仕事中にしに来なさったのが確か先月の終わりかその前後。その折にウチにも何頭か回してよ、なんて社長が話をしてたのを横で聞いてましたが、それが実現の運びとなりました。ぬう。

身長は僕より頭1個半は下、大体160cm有るか無いか程度。そして搬入時の体重は55kg。
……なんかショボいぞコイツ。BMI値にすると21.48。めっちゃ標準体型ですやん。僕でもワンパンイケそうな気がしてきましたよ?

・なんて言うと思ったか!
すみません一瞬思ってました。
実際には、猟師さんが現場にて腹抜きを済ませてましたので、内臓一式の重量が抜けてました。クマの体重と内臓重量の比率は分かりませんがイノシシと同程度と仮定すると、本来の体重は80kgくらいでしょーか。
ハイ無理ー。一瞬でも調子に乗ってごめんなさい。

上の写真は、搬入されたクマを高圧洗浄機で水洗いした後に取り敢えず吊るして水気を切っている状態。社長が狩猟を始めた30年前、まだクマが普通に狩猟対象だった頃に京北の山中に狩猟で入ると橋の下にこんな感じでクマが何頭も吊られているの見てビックリしたそーです。そりゃそうだ。

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クマの前のおてて。
ハイ無ー理ー。
ツキノワグマでこのエグさ、体長2mオーバーのヒグマの爪でガオンされたらとか想像もしたくありません。

それにしても、肉球めっちゃぷにぷに。後ろ足もほぼ同様、肉球なんだからそういうモノだろと言われるとその通りですが。触る直前まで野球の硬球とかイメージしてましたけど、普通にニャンコやワンコの肉球のでっかいバージョンでした。
そして体毛。針金みたいな剛毛と思いきやスベスベのサラッサラ。あたかもサテンやビロードのような触り心地。サテンもビロードもどんなんか存じませんけど。クソイノシシの如き泥まみれのタワシ同然なケダモノとは比較することすら畏れ多い美しさです。
これらの至高の肉球&毛皮でこんな感じに優しく後ろからハグとかされたら天にも昇る心地でしょうね2重の意味で。
拙者がいるよ
嘘です絶対無理。

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三毛別羆のレプリカ。
絶対に無ー理ー。

【閲覧注意】刃の下に心あり

・タイトルに意味は特にないです。

・今日も今日とて猟師さんからシカ捕獲の連絡をいただき現場へゴー。
本日の獲物はご立派さまなツノを備えた60kgオーバー間違いなしのオス鹿IN檻。
いっちょ気合入れて掛かりますかと息を整え、電殺セットの動作を確認、ナイフをアルコール消毒してから鞘に一旦納めて。

納めようとして、思いくそ目測誤りました。
鞘に添えた左手を刃先がかすめて表面をスッパリと。痛ったぁぃ!?
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現場を離れる際の様子。
スパった直後はそれなりに出血してましたけど、スッパリ行き過ぎたお陰か割とすぐに血は止まって大体くっついてました。
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夕方ー。鬱血してるのかなんなのか、時間が経った方が目立ってくるとはこれ如何に。

止め刺しした後のシカの血で汚染されたナイフだったら、感染症の危険があったりして面倒になるところでした。それどころか消毒直後だったのでむしろセーフ。ナイフと手袋を交換して、その後の作業は滞りなく完了ー。

・施設での解体や精肉作業に使用する刃物類は、いずれもしっかり研いで切れ味を良くしてあります。切れ味が悪いと作業が進まなくてストレスマックスハートですし、何よりお肉の仕上がりが悪くなりますので。
例外は、剥皮用のナイフ。毛皮とお肉の間の膜を突っつきながら剥がしていくような感じで使うのですが、あまり切れ味が良すぎると毛皮の向こうまであっさり貫通してしまい、刃先が体毛で汚染されるためにその都度消毒する手間が生じてかえって良くない。なので切れ味は程々に。

それでは現場で使用する止め刺しナイフはどーなのかというと、無論チョンチョンに研ぎ澄ましてます。刺さらないとか論外ですし、刺さっても切れ味が今一つだと太い血管が切れずに刃先を泳いで逃げて放血も今一つ、なんてことになってしまいますので。

よって僕の愛刀もいつも精魂込めて研いでます。お陰で危うく精魂尽きるところでしたけど。いえ割と大袈裟でもなんでもなくて。
流石に骨は切れませんけど、あとはシカのツノやイノシシの牙を除けば大抵の部位は豆腐の如くにスイスイ逝ける程度には研いでます。なので指が落ちるとかは無かったとしても、刃先の方向によっては骨までザクったりとか手のひら貫通とかしてた可能性もあったワケで。マンガだと「ちぃっ」で済ませるアバラの骨折と並んで軽傷扱いされるダメージですが実際にやるのは御免被る。
そう考えると皮の1、2枚で済んだ今回はほんとラッキー。やはり日ごろの行いがモノを言いますよフフン。だったらそもそもケガしないだろって?ロジハラやめろ。

・ちなみに。
施設内での作業時は、常に耐切手袋をゴム手袋の下に着用して安全面に気を付けています。
ならば再発防止のために今後は現場へ赴く際にも耐切手袋を使用するべきなのかとゆーと、いえこんなアホなこと普通はしませんし。そもそも僕が2度も同じ失敗をやらかす筈がありませんから不要なんですよガッハッハ。

山を歩く際には気をつけようという話

・土曜日朝の最低気温がマイナス1℃でした。バカじゃないの?(挨拶)

・シカの新鮮な足跡を探して右往左往。ぼちぼち出産のシーズンなので山奥に入り始めてるんじゃないでしょうか、足跡やシカの姿を見かける処か鳴き声が聞こえる事すら無く。半日を費やしてこれと言ったポイントが見つからないままでした。ぐぬぬ。

代わりと言ってはなんですが、初めて踏み入った山林の中で立派なツノのオスシカが死んでるのを見つけましたよ。代わりと言うには難ですが。
遠目に見た感じでは、ワナに掛かったまま放置、という気配はなさげです。病気なのか老衰なのか、はたまた撃たれて逃げてきて力尽きたかは判断つきませんけども。それはそれとしてシカツノGetじゃいヒャッハー。もしくは白骨化してたら格好いいスカル丸ごと手に入るかも。喜び勇んで近付いてみますと。

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木の枝やないか(驚愕)。

なーんちゃって。
こんな事も有り得ますので、山歩きの際には変なモノ見かけても慌てず焦らず先ずは落ち着きましょうという、そんなお話。
そう、作り話ですよーう。僕がこんな無様を晒すわけ無いじゃありませんか。ヤだなあ。

それにしても見れば見るほど絶妙ですねこの木の枝。長さに太さに枝分かれの配分に先細りの具合まで、恐ろしくシカのツノそっくり。僕でなきゃ見間違えちゃうね。なんという自然の造形の妙。フィボナッチ数列とか黄金比とかいうヤツでしょうか。回転に敬意を払え?

早速のヒットもどき

・明けて今朝。
予報通りに雨は小降りというかほぼ完止み状態な間にそそくさとワナの鍵を解除して回りました。そのうちの1基にて、

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おお。いきなり蹴っ飛ばされてますやん。
別角度からもう一枚。蹴っ飛ばされてるというか、蹴り起こされてるというか。

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ワナの鍵と言いましたけど、僕が一番多く利用しているオリモ製の弁当箱(勝手な通称)には実際には鍵はついてません。なので作動させたくない時にはお手軽に天地逆転してその場に伏せておいてます。ただしそれだと通常地面に埋まってる部分がはみ出てしまうのでその分だけ深く掘ってしっかり隠す必要があるんですけど。どうもそれが足りなかったみたいでした。アウチ。

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再設置完了ー。この分ならわりと早期に掛かりそうですゲッヘッヘ。
また通ったりするのか疑問に思われるかもしれませんが、通るんじゃないんですか?(鼻ホジー)
ワナが動作して足を縛られたけど何とか脱出したー、とかならともかく。何かヘンなモノに蹴っつまずいた程度で来なくなるほど繊細な連中とも思えませんし。フローリング猪とか見てるとちょっとやそっとの不自然なんて些細なことですよ多分。そもそもこの程度で放棄できるほど狩猟ポイントを潤沢に抱え込んでるわけではないという切実な事情が。

有害鳥獣駆除が×スタート○リブート

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・有害鳥獣駆除の従事者証が届きました。
例年だと4月も半ば頃にようやっとが常だったのですが、昨年に引き続き今年も3月のうちに送られてきましたよ。僕の記憶が確かなら、昨年より一んち二日ほど早い気がします。よく憶えてませんけど!

やるじゃない

とまれ、これにて今期の有害鳥獣駆除期間が始まりました。
ではなく。
11月に終了した令和2年度すなわち今年度の有害鳥獣駆除が再開したってことなんですね。年度が変わってないんだから当然ですけど。これ即ち、3月末までのほんの10日間の分だけで捕獲報告書を提出しなければならないのですよ。めんどくせえ!
んでもって、ワナの傍には設置した狩猟者の情報を記載した鑑札フダを掲示する必要があるのですが、それに書き込む有効期限や従事者番号なんかも一々書き直さないといけないわけでクソめんどくせえ!こんなことなら4月開始の方がいいなんて口が裂けても言いませんしそもそもチラリとすら思いもしませんけど、それにしても何とかならないものなのか。毎年言ってますねこれ。

・それはそれとして早速出猟ー。
本当なら明日の日曜にじっくりねっとり舐めるように足跡探してワナを仕掛けて回りたいんですけど生憎天気が悪いようなので。今日のうちに設置だけして鍵かけといて、明日の雨が小降りらしい早朝に鍵だけ外して回るということにしました。
夜明けと共に出発。別に猟場の取り合いになるとかは(今のところ)ありませんけど、それでもブッキングとかしないよう、いの一番の現着を目指しました。
んですけど。

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道中の農区檻。キャベツの外葉とか米ヌカとか敷き詰められてバッチリ準備完了でしたよ。早いねー!いつ用意したんでしょうね。駆除期間は今日からなんですけどー!
…まあ、今日は午前0時から始まってこのとき既に6時間くらい経過しているわけですし?これくらいやり遂げる余裕は充分にあったと言えるかもしれません。まさか前日のうちにとか— いや、よそう、僕の勝手な推測でみんなを混乱させたくない。

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そんなこんなで例の林道。
猟期中はわんこ連れた銃猟師さんがよく訪れるそうなのでトラブル回避のため一歩も踏み入れませんでしたので、かれこれ4,5ヵ月ぶりくらいでしょうか。
初めてここに来た時には足の踏み場もないほどのシカの痕跡まみれでビックリ仰天したものですが。どうもあの時あのタイミングだけの特別フィーバー状態だったみたいで、あれから駆除期間中は何度か仕掛けに来てますけど他の現場に比べて特別どうってほどでも無くなってしまいました。
そのせっかくのフィーバー中に獲りまくったのが子鹿ちゃんばっかりでトラウマぐあああああああ

気を取り直して。
定番スポットを中心に見て回りましたが、消えてる道もあれば割と通ってる道もあり、そして新たに見つかった道もあって結果は上々。くっきりした足跡とか瑞々しい麦チョコ(隠喩)もそれなりにあるのでいい感じなんじゃないでしょうか。さしあたり5基のくくりワナをセット完了。今期もこの林道から開幕することと相成りました。今期じゃないですけど。
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